英語主義~英語で早慶上智を突破~

英語講師の母と一浪慶應生の息子が書く、親目線と子目線、両方の視点から経験談が語られていくブログです!

【単語テストは必要か】それが問題だ

“英語主義“ブログを訪問してくださってありがとうございます。“”が書きます。

 

通常の塾の一科目の授業時間は、概ね60分とか80分とか90分程度が主流だと思います。

 

語学学習の基本要素は「読む・書く・聴く・話す」ですが、この4技能を伸ばすために授業の中でどの位の時間を単語の学習に充てるかは常に悩ましい問題です。

 

単語を知らずに上記4要素をマスターすることはできません。

例えば、“ I like English.” と聞き取れて、その音を繰り返して言えたとしても、like や English の意味を知らなければ、「私は英語が好きです。」だとは理解できません。

 

そこで英語力を向上させるためには単語の暗記が欠かせない訳ですが、暗記…(ため息)地味だし、結構頭が疲れるし、覚えてもすぐ忘れちゃうし、ポストイット貼るとこまでで終わっちゃうし…、とかなり高めのモチベーションと忍耐力が必要なんです。

      付箋のイラスト「青」 付箋のイラスト「オレンジ」 付箋のイラスト「淡黄色」

                  

そこでせっかく授業に来てもらっているのだから、やはりバロメーターとして単語学習&単語テストを取り入れるのですが、難しいんです。頭の中を英語に切り替えてもらう感じで軽く15分だけ、とかすると、後は自宅で覚えてくる、となりやる気の薄い子はそれを繰り返しても単語力ちっともつきません)。

 

かと言って、授業時間を半分以上も費やして英単語の暗記に充てる訳にもいかない。授業中にやることたくさんあるんです(ブツブツ…)。でも時々思います。いっそのこと、授業時間全部充てて単語覚える方が、みんなの点数が伸びるんじゃないかな?って。

 

同時に単語テストの意味合いです。バロメーターとして使ってくれる子はいい。でも、今回の範囲だけこなして“オッケー!”って終わってしまう子も少なからずいます。それだといつまでも単語力が上がりません。

 

そしてそういうお子さんの中には、「単語テストの点数はいいのに、何で英語の点が伸びないんだろう?」と思ってしまう人もいます。

                              猫のイラスト「ひらめいた顔・驚いた顔・焦った顔・悩んだ顔」

悩ましい…なかなかのジレンマなのです。

 

まぁ、予備校の講師の人なんて「質問は単語覚えてからにして。」って言う人もいますしね。

 

読んでくださった方のご参考になりますように。