【中2中3での英検2級合格】その勝利の方程式とは
“英語主義“ブログを訪問してくださってありがとうございます。“母”が書きます。
以前の記事で、高校入試で各都道府県のトップ校を狙う場合には中3までに(入試の内申点に活かすならば中3の秋までに)英検2級に合格する実力をつけることが目安だと書きました。また、高校受験のない中学生もトップレベルの大学を目指すならば、やはり中学生のうちに2級合格レベルまで行っておきたいところでしょう。
では、 “高校卒業程度“ とされている英検2級に中2や中3で合格するには、一体どのような対策を念頭において学習を進めれば良いのでしょうか。
通常中2中3という学年で合格ラインを越えようとする際に、最もハードな戦いを強いられるのがリーディングパート問1の語彙問題です。ここで高得点を取る人はほぼ皆無で、2級に必要な語彙の暗記をがんばっている人であっても半分の10問を正解するのが関の山かと思いますし、半分に届かないことも多いです。(難しいんです)
リーディングの残りの問2以降の長文問題も、やはり語彙不足により苦戦を強いられることは仕方がありません。そこを十分に解ける力、つまり2級レベルの語彙力がしっかりとついてからの挑戦となると、中学生での合格には間に合わなくなってしまいます。
では、どこで点数を稼ぐのか?それはズバリ”英作文”で、です。
現在3級以上の英検は
リーディング ・ リスニング ・ ライティング がそれぞれ3分の1ずつの配点です。
2級では、80〜100語の英作文ひとつで3分の1の点数を稼ぐことができるのです。この破壊力は相当なものです。英検2級がこの出題方法に変わってから、私が今までに見てきた中で中学生のうちに2級に合格した生徒のほとんどがこのライティングでのずば抜けた点数によっての突破です。
でも英作文なんてものすごく難しそう…と思ってませんか?
それがそうでもないのです。少なくともリーディングパートの長文問題の正答率を上げるよりもずっと楽です。
80〜100語のうちの、およそ3分の1は決まり文句で書くことができ、出題されたトピックの語句をそこに当てはめる作業です。残りの部分はもちろん自力で書く訳ですが、過去問で出題されたトピックなどを使って、普段から英作文で重宝しそうなフレーズを使っていくつも書き上げ、学校や塾に添削してくれる先生がいるならば添削をお願いしてみてください。
内容は、2つの理由が別々のものであることに気をつけましょう。似たり寄ったりの理由を2つ並べているだけ、となってしまうと評価は下がります。
また当然ながら極力正しい英文を書くことを心がけましょう。ここだけはどうしても普段の力量が試され、付け焼き刃でうまくはいかないですね。
でも逆にこれらをクリアして書き上げられると、とてつもなく高い点数がもらえるのです。先日も中学生の生徒がリーディングが30%をほんの少しだけ上回るだけの正答率、リスニングも60%ちょっと、しかしライティングで80%以上の点数をたたき出し、見事2級一次試験に合格しました。
皆さんもどうぞライティングの勉強は後回しに…などというもったいないことはしないでください。ライティングで点数を取ることは、英検合格に向けた最もパワフルな武器となるのですから。
読んでくださった方のご参考になりますように。