受験生と雪
“英語主義“ブログを訪問してくださってありがとうございます。“母”が書きます。
今日の首都圏の天気予報は雪。1月の共通テストの頃や2月受験シーズン真っ只中のこの時期、大雪となり積もってあたり一面真っ白な雪景色となった記憶が何度かあります。
このプログは“息子”である次男と二人で管理していますが、私が受験シーズンの雪の予報で必ず思い出すのがもう一人のムスコの高校受験の日です。
その年は1〜2月に首都圏でも何度か大雪に見舞われ、今思えば何回も入試があることの多い大学受験生などは、ましてや大変な思いをされたのではないでしょうか。
その頃はまだ今のようにほとんど全員が中学生でスマホを持つような時代でもなく、前日に学校からは「朝7時、時報と同時に今日の公立高校入試が行われるかどうかがラジオで発表されるので、確認するように」と言い渡されていました。ムスコは少し通学時間長めの高校を志願していたので、電車の運行状況への不安もあり、入試が予定通りに行われるとの一報を聞きすぐに家を出発しました。
当時は受験に行くのに(中学への通学の際も同じでしたが)携帯電話を携帯してはいけないと厳しく言われていましたので、生真面目なムスコはそんな天候でも携帯電話は持たずに受験をしに行きました。
無事に終了し、帰路につくと、乗り換えの大きめの駅まで2駅乗るはずのJ Rのローカル線が、一駅目で大雪のために停止してしまったのです。乗り合わせていた人たちも仕方なくもう一駅分を凍える寒さの中歩いたそうです。
緊張感の中5科目を受け終わり、雪が降り続ける中歩くムスコや同じ日の受験生たち、帰宅予定の時間が過ぎてもなかなか帰らない、連絡も取れずに子どもを待つ家族の思い、雪と共に蘇るあの日の出来事です。
今日入試に向かう予定の受験生の皆さんが、雪に振り回されることなく無事に会場にたどり着き、積み上げてきた力を存分に発揮されることを願っています。