【英語を聴く筋肉】を鍛えよ
“英語主義“ブログを訪問してくださってありがとうございます。“母”が書きます。
以前の記事で書いたように、私が初めて英語を教えたのは某大手英会話学校で、でしたが
その頃から今の小さな塾で教え始めるまで、授業でリスニングの学習をするにあたって使っていたのは“カセットテープ”でした。若めの皆さんは“カセットテープ”ってご存知ですか?
1本のカセットテープを用意するのに、今のC D等と比べると随分と手間ひまが必要でした。
ダビング(録音)するのにも、再生するのと同じだけの時間がかかりました(40分のテープなら40分かかる)し、テープは使い続けると伸びてきて音声も間延びしてしまうし、なんと言ってもその日使う場所にいちいち頭出し(その場所にテープを合わせておく)をしておかなければならず、うっかり忘れると授業中に慌てたものでした。
カセットテープの次に”M D“というものが登場し、結構便利だったのですがあっという間にC Dにとって変わられて、今ではダウンロードでの音声が幅を利かせ、「C Dプレーヤーを持っていないのですが…」という生徒も増えました。
でも振り返ってみると、カセットテープの機能が便利だった点もあるんです。それは聴き取りづらい、故に何度も聴いてもらいたい箇所を“キュルキュル、キュルキュル”と指1本で簡単にちょうど良く巻き戻すことができた、というところです。本当に重宝する機能でした。
今C Dプレーヤーでも同じようなことができなくもないのですが、ちょうど良く何度でもという微妙な使い勝手の良さ、はカセットテープにはかないません。“good old days” ですね。
とは言っても、もちろんダウンロード音声やC Dにはカセットテープと比べて余りある良さがあることは間違いありません。何度聴いても擦り切れたりすることのない現代の便利な機器を駆使して、目で見て読んで分かる英文が耳で聴いても同じように理解できるレベルに達するまで繰り返せば、自分の英語の筋肉のようなもの(?)が鍛えられていくはずです。毎日英語の筋トレしましょう。
読んでくださった方のご参考になりますように。