大学受験 不合格の結果に親は…
“英語主義“ブログを訪問してくださってありがとうございます。“母”が書きます。
受験を終えて帰ってきた子に何と声をかけるべきか、皆さんはどうされているでしょうか。
私は仕事の都合上、朝送り出す時は家にいるものの子どもの帰宅時は留守にしていることが多かったので、却って何も聞けずに済んだのは良かったのかもしれません。つい「3教科とも解ききれた?」とか聞いてしまいそうですしね(汗)。
私の帰宅時にお風呂に入っていた子どもから鼻歌が聞こえた時などは、無事に受け終えたのだな、とホッとしたような記憶もあります。
受験期の息子など大体においてこちらが知りたいことなど決して言ってくれませんしね。でも、何にも聞かずにいると、言いたくなるのか「今日は全然ダメだった〜」とか「〇〇(教科名)はめっちゃ良くできたと思う」とか伝えて来たり…。
そして、結果の出る日、私(配偶者も)が終始貫いたのは決して本人よりも先には結果を見ない、ということでした。
自分だったら、と考えると、それまでの受験勉強の全てをかけた試験の結果は絶対にまずは自分だけが知りたいし、結果が不合格だった時のことを思えば一緒に見るのもちょっと…ですね。慰めて欲しくなんてないし。
ですので「ダメだった」と言われた時に「そうだったのね」と少しの笑顔と共に言える準備をしながら、子どもが結果を伝えて来るのを待つようにしていました。
随分昔に子どもたちがまだ小さかった頃に将棋を習っていたことがありました。将棋は子どもの大会が結構頻繁にあるのですが(今はコロナ禍で少なくなっているかも)、子どもが将棋を指している間に付き添いで行っている親向けに棋士の人たちが軽く講演のようなものをしてくれます。その日は木村九段(非常にお話が面白い方です)がゲストで来られていて、ある親御さんが「子どもが対局で負けて来た時何と声をかければいいでしょうか?」と尋ねました。
木村九段は「良かったね、と言ってあげてください。勝った時も負けた時も良かったね、です。」とおっしゃいました。
その言葉は私の胸に沁みて、その後もずっと心に残りました。
不合格の結果に「良かったね」とは言えませんでしたが、「そうだったのね」と言いながら、木村九段の笑顔を思い浮かべていました。
読んでくださった方のご参考になりますように。
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