このドキュメンタリーも英語で
“英語主義“ブログを訪問してくださってありがとうございます。“母”が書きます。
英語のリスニング力の向上を目指す学習方法の一つとして、よく“NHK World Japan”というサイトを利用していると書きましたが
↓こちらの記事です↓
On demandでいつでも視聴できる番組は長期間に渡ってそのCategoryに収められているので、気に入ってものは何度も繰り返し観られてとてもありがたいのですが、ただ半永久的に、という訳ではないので、もう一度観たいな、と思い立って探すともう既に無くなっている、という時もしばしばあります(涙)。
先日もう一度観ようと思っていくら探しても見当たらず、視聴期間が終わってしまったのだな、と非常に残念に思った番組、それが“東田直樹”さんに関するドキュメンタリーです。
東田直樹さんは「会話のできないの重度の自閉症者でありながら、文字盤を指差しながら言葉を発していく『文字盤ポインティング』やパソコンを利用して、援助なしでのコミュニケーションが可能」(東田直樹著『飛び跳ねる思考』より)という1992年生まれの男性です。
その東田さんが13歳の時に執筆した『自閉症の僕が跳びはねる理由』という本を、イギリス人の作家 David Mitchell が ”Reason I Jump” というタイトルで翻訳しました。彼は以前日本に住んでいたこともあり、日本語を理解できたため、この東田さんの著作を読むことが可能だった訳ですが、実はDavid Mitchellの息子さんも重度の自閉症者であり、言葉でのコミュニケーションをとることが困難なのだそうです。
この本は今では世界20カ国語以上で出版されているとのことです。
David Mitchellはこのドキュメンタリー番組の中で東田さんと直接会い、この本を執筆してくれたことへのお礼を伝えていました。この本を通して自分の息子の心を垣間見ることができた、と。この一冊の本によって救われた家族がいったい世界中にどれだけいることでしょう。
私はこの本の英語翻訳版はまだ読んでいないのですが、「立ち読み」させてもらったところ、機知に富んだとても美しい日本語を書かれる東田さんの原作に忠実に、非常にシンプルで読みやすい英語で訳されているように感じました。
このような分野や東田さんの作品などに興味のある方は、日本語ででもまた英語の学習を兼ねて翻訳版ででも、必読の一冊だと思いますし、“NHK World Japan”でも是非またこの番組を放映していただきたいです。
読んでくださった方のご参考になりますように。
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