もしもあの時…
“英語主義“ブログを訪問してくださってありがとうございます。“母”が書きます。
随分昔の話です。私の父は昭和10年代の生まれで、現在80歳代です。父の上に何人もの姉のいる末っ子の男子として、北の大地に生まれました。
幼少期から工作のようなものが好きで、高校は工業高校に進みたかったのだそうです。しかし、親の反対で、地元の進学校に進学しました。(その高校は今でも地域では1番手の公立の進学校です。)
どのような経緯でかは分かりませんが(全然勉強しなかったのでしょうね)1年の浪人生活を送った後に、首都圏の私立大学へと進学しました。いくつかの大学に合格はしたようですが、結局今ふうに言えばより偏差値の高いところではなく、奨学金により授業料を全額免除してもらえるからという理由で、某大学への進学を決めました。
話に聞くところによれば、経済的な事情でというよりは、父の勝手な反発心によるものだったようです。
しかし時は1950年代後半〜1960年代前半。恐らくはろくに大学の授業を受けることもなく、アルバイトに明け暮れて、せっかくの奨学金はたったの1年で打ち切りとなってしまったそうです。
それでもどうにか卒業し、東京と北の大地に関連のある会社に就職しましたが、その後も父の人生は波乱万丈というか、落ち着きがありません。
もしも父が「工業高校に進みたい」と言った時に、「好きにすればいい」と受け入れてもらえていたなら、もう少し穏やかな人生を送ったのかな?と考えなくもない今日この頃です。
読んでくださった方のご参考になりますように。
ブログランキングに参加しています